2009年11月アーカイブ

柳生直子先生と♪
[柳生直子先生と♪]

今年は自身にとって素晴らしい出来事が数多く続いてきた。そして今日、柳生直子先生が今年も来てくれて、スペシャルクラスを行ってくれた。それはまさに2009年最高の経験だった。来ていただいた多くの方と同様に、主催者である私も受けさせていただいて、その素晴らしく質の高いクラスに素直に感動できた。

特にウレシかったことは二つ。一つ目は、朝から夜まで柳生先生と時と場所を同じくして、クラスを通じての学び、人生についてのお話、ヨーガ講師としての大切なお話、私のヨガに対するアドバイスなど、多岐に渡り素晴らしい気づきと助言を多くいただけたこと。去年は多くの気づきと助言をいただきながらも、それを自分のものにする心の余裕がなかった。ヨーガ講師として完全に失格の状態だったけど、今年はもう大丈夫だなと感じることができた。まだまだ未熟だけれど、あとはどうすべきかをハッキリと理解できてるし、焦りもない。ひたすら驕ることなく、毎日丁寧に継続して積み重ねをしていくだけ。

二つ目は、自身の先哲クラスの指導スタイルの方向性が間違ってないということを、先生のクラスを通じて確認できたこと。

元々アヌサラヨガ(アイアンガーヨガから派生した流派)での厳しいアライメント習得とヨガに対する真剣な姿勢を学んできたのですが、未熟な私は今年前半までその経験を上手に、シンプルに伝える方法を深く考える以前に、スタジオ運営上の様々な出来事への対処法確立に想像以上に手間どってしまった。

摩耶山に登った...雲烟聚於不得巳、風雨洩於不得巳、雷霆震於不得巳。斯可以観至誠之作用。

摩耶山に登った。冷え込んだ冷気が最高に気持ちイイ...。掬星台でおにぎりを食べながら眼下に広がる天の様子とその下に広がる神戸の街並みを見ていた。あまりにも素晴らしい光景なので見とれていた。まさに、雲烟聚於不得巳・・・の状態だ。寒さも忘れてただただ飽きずに見続けていた。

凡事到玅処、不過自得天然形勢。此外更別玅無。

夕方、美容院帰り雨の中を歩いて都賀川沿いをゆっくりと散歩した。川沿いのキレイな公園に近づいた時小鳥たちの大合唱が聞こえてきて、しばし立ち止まりその声に聞き惚れた。どうやら1日の仕事を終え、我が家に戻ってきたようだ。雨が降っているのなんて、まったく気にせずに気持ちよさそうに鳴いている。周囲の木々からはすがすがしい香りが漂っている。

今年に入ってから雨の中でも良く歩くようになった。会社勤め時代は心にゆとりがなくて、雨の中を歩くなんて事は大嫌いだった。そんな時代でも、良く訪れていた北海道の空知川・十勝川だけは別だった。そこではいくら雨に打たれても楽しかった。けれど今は北海道に行かなくても、身近な自然を十分に楽しむことができるようになり、その身近な日常に感謝するようになった。

有本然真己。有軀殻仮己。須要自認得。

本日より、ようやくアーサナ指導スタイルと思想・哲学面の双方をまとめ上げ、その基本骨格を確立した「先哲ヨーガ」クラスの正式な指導を開始することができた。

ここまでくるのは自身が想像していたよりも随分と時間が掛かった。自分の未熟なスキルに苛立ったり、腐ったり、落ち込んだりした時もあったけど、それらを乗り越えて、新たな第一歩を踏み出せたことがウレシイ。すべてはそんな私のクラスを受け続けてくれた皆さんと、東洋の叡智のおかげ...心より感謝します!

[六然訓]
 自處超然(じしょちょうぜん)
  自分自身に関しては、いっこう物に囚われないようにする
 處人藹然(しょじんあいぜん)
  人に接する時は、相手の心が和らぎ穏やかになるようにする
 有事斬然(ゆうじざんぜん)
  事があるときは、グズグズしないで活発にやる
 無事澄然(ぶじちょうぜん)
  事なきときは、静かな湖面のように澄み切っている
 得意澹然(とくいたんぜん)
  得意なときこそ、静かにあっさりとしている
 失意泰然(しついたいぜん)
  失意のときは、ゆったりと構えてる


この言葉は座右の銘としている大切な教え。いつまで経っても完璧にはできない。全部ができそうだという手前で、必ず何か一つが抜け落ちている。まだまだ修行が足りない自分が恥ずかしい。

[天道以漸運、人事以漸変]

この1ヶ月ほど私のクラスを受けてくれる多くの人から言われ続けてきた言葉、「あれっ!何か変わりました?今までとずいぶん違うんだけど...?」。自分でも詳しい説明ができなかったけど、1ヶ月を超えてようやくそのことに説明ができて、丁寧に指導もできるようになってきた。これでようやく自身の先哲ヨーガの骨格が固まった。

不思議だけど、自然に身体が天の運行に合わせたリズムを刻み、自身のヨーガシーケンスに大きなヒントを与えてくれた。そして私のヨーガは今までとずいぶんと違うものになった。まったく無理をせず、呼吸に身を沿わせリラックスして、かつ、身体の奥深くの力を上手に引き出す感覚が分かってきた。それを人に伝えてその人の潜在能力を引き出す方法もようやく分かってきた。だからヨーガが初めての人でも楽しんでくれる。こんなことが今ごろになって分かってくるなんて、指導者として本当に未熟な証拠である。

ちっぽけな自身の内面世界のリズムを天の運行リズムに沿わせることはとても重要。自然体で意識しないでもできるようになると、本当に心地良い毎日を過ごすことができる。このおかげで指導スキルも僅かながら上達した。