時代は薄っぺらなものではなく、本物を求めるようになってきた。
坂本龍馬がブームになり、論語の素読会が素晴らしい教養になると見直され、日本全国で小学生を中心に大人気となっている。
この素読会は多く集まるところではその規模は小学生100人にまで膨らむ。そこに両親・祖父母なども加わり、その勢いは急速に全国に広がっている。同時に論語関係だけでも子供向けの出版がこの2~3年ほど相次ぐようになり、とても売れている。
私がもっとも尊敬してやまない安岡正篤先生のお孫さんが、ちびっ子たちへの論語の啓もう活動では日本の第一人者。講義開催・テレビ・書籍に大忙しの状態。
これは急なブームではない。その下地は全国に昔からある。心ある人々はどんな世の中にあっても先人たちの大切な教えを絶やさないように努力を怠らず、日夜真摯な学びを続けている。時代が救いようのない薄っぺらなものになってきたら、再燃するということを昔から繰り返している。まさに歴史は繰り返すという言葉そのまま。
こういった人気に目をつけてお金儲けだけを巧みに考える人もいるが、それだけでは寂しい。薄っぺらだ。私のこの文章を読んで、そういうことを考えるのだけはやめてほしい。
こういった現象は明らかに多くの日本人が薄っぺらなものではなく、本物を求めるようになってきた証。世界でもっとも落ちぶれたみじめな国に成り下がった日本の現状を見ていれば、多くの日本人が原点回帰を求めるのも当然のことだ。
四焉で提供することも基本的には論語の素読会と同一精神、永遠に廃れることのない本物を、ヨーガを通じて提供する。
それは人生でもっとも役に立ち、もっとも心温まること。こういった本物の話に接すると、自分の周囲で起こる取り止めの無いごたごたした問題や、将来のことがよくわかるようになります。
ヨーガで本物を提供するということは、アーサナ(ポーズ)の先にあるものを提供することを意味する。アーサナはヨーガという広大なシステム(八支則)の一つの段階でしかない。決しておろそかにすべきではないが、それがすべてではない。
論語のような東洋哲学とヨーガの哲学・技術、この組み合わせは今のような世相でこそ、多くの人に素晴らしい効果をもたらし、多くの人を救う。
私も救われてきた一人。未熟だけど、これからは少しでもその恩返しをしたい。
丁寧に、焦らず、こせつかず。
深謝、合掌












